
グローバル化が進む中、就労、投資、家族の呼び寄せなどを目的にベトナムへ長期滞在する外国人のニーズは年々高まっています。一方で、出入国に関する行政手続きは複雑で、最新の法令への正確な理解が欠かせません。Wacontreの「一時滞在許可証(TRC)取得サービス」は、お客様の手続き負担を最小限に抑えつつ、合法性を確保し、時間を最大限に節約していただくためのワンストップ・サポートです。本記事では、一時滞在許可証(TRC)の基本から取得方法までを分かりやすく解説します。
1. 一時滞在許可証(TRC)とは?サービスの概要
TRCの概要と法的位置づけ
一時滞在許可証(Temporary Residence Card:TRC)とは、ベトナム国内での期限付き居住が認められた外国人に対し、ベトナム出入国管理局または外務省所管の機関が発行する公的な許可証です。TRCは有効期間中、ビザ(査証)の代わりとなる効力を持ちます。TRCを所持していれば、ベトナムへの出入国が何度でも自由に行えるだけでなく、各種民事契約の締結、マンションの購入、ご家族をベトナムへ呼び寄せる際の基礎書類としても活用できます。
外交関係者向けTRCサービスの対象者
ベトナム駐在の外交代表機関、領事機関、および国連の国際機関に所属するメンバーは、TRC発給審査の対象となります。任期に同行する配偶者、18歳未満のお子様、家事使用人なども含まれ、これらは特別な手続きが適用される優先カテゴリーです。
投資家・専門家向けTRCサービス
ĐT1・ĐT2・ĐT3(投資家向け)、LĐ1・LĐ2(就労者向け)などのビザでベトナムへ入国する外国人は、当社のTRC取得サービスの主要なお客様層です。出資額や役職、労働許可証(WP)の有無により書類審査の内容が異なるため、長期居住の権利を確実に取得できるよう、ケースごとに最適な手続き方法をご提案します。
記者・学生・留学生向けTRC
ビジネス目的以外でも、留学(記号:DH)でベトナムに在住される外国人や、常駐報道記者(記号:PV1)もTRC発給の対象です。入国時のビザ記号を正しく把握することが、合法的にTRCを取得するための最も重要なステップとなります。
2. TRCの有効期間と主なビザ記号
TRCサービスをご検討のお客様から最も多くいただくご質問が、「最長でどのくらいの期間滞在できるのか」というものです。TRCの有効期間は一律ではなく、ビザの記号やベトナムでの滞在目的によって個別に決定されます。

TRCとパスポート有効期限に関する基本ルール
TRC取得において必ず押さえておきたい原則は、「発給されるTRCの有効期限は、パスポート残存有効期間より必ず30日以上短く設定される」という点です。せっかくの滞在期間が短縮されてしまわぬよう、申請前にパスポートの有効期限を必ずご確認ください。
投資家向けTRCの有効期間(ĐT1・ĐT2・ĐT3)
投資区分により有効期間が異なります。
- ĐT1カード(出資額1,000億ドン以上):最長10年
- ĐT2カード(出資額500億ドン以上1,000億ドン未満):最長5年
- ĐT3カード(出資額30億ドン以上500億ドン未満):最長3年
就労者・報道記者向けの有効期間(LĐ・PV)
就労目的でベトナムに滞在される方の場合、TRCの有効期間は原則として労働許可証(WP)の有効期間に連動します。LĐ1・LĐ2・PV1のTRCは比較的短く、最長で2年程度。更新前にプロジェクトを一区切りつけるのに十分な期間に設定されています。
家族帯同・機関駐在員向けTRC(TT・NN)
TT(家族帯同)またはNN1・NN2(駐在員事務所代表者)のTRCの有効期間は最長3年です。一方、NG3・LV1・LV2・LS・DHなどの記号では最長5年で発給される場合もあります。事前に有効期間を把握しておくことで、ベトナムでの中長期的な生活設計を立てやすくなります。
3. 外国人がTRCを取得する手順
必要書類は厳格に定められていますが、適切な入国ビザを保有し、滞在目的を明確に証明する書類を揃えれば、手続き自体はそれほど複雑ではありません。「どうすればTRCを取得できるのか」という疑問にお答えするため、基本的な流れをご紹介します。

TRC発給の前提条件
まず、申請者はLV1・LS・ĐT・DH・LĐ・TTなどの適切な記号のビザでベトナムに入国している必要があります。さらに、パスポートが有効であり、入国拒否や出国停止措置の対象となっていないことが条件です。専門のTRC取得サービスをご利用いただければ、初期段階での書類審査からきめ細かくサポートいたします。
TRC申請に必要な書類
一般的に、以下の書類が必要となります。
- TRC発給申請書
- パスポート原本
- 2×3cmの証明写真
- 労働許可証、投資登録証明書(IRC)、婚姻届出証明書などの関連書類
個別のケースに応じて、関係性や業務内容の真正性を確認するための追加書類が求められる場合があります。
管轄機関への書類提出プロセス
書類を整えたら、ベトナム公安省管轄の出入国管理局へ提出します。同局がTRCの審査・承認を行う主管機関となります。ご自身で手続きをされる場合、移動や書類の修正に多くの時間を要するケースもあるため、すべての工程をプロにお任せできる代行サービスを選ばれる方も少なくありません。
処理期間と結果の受け取り
書類に不備がない場合、通常5〜7営業日でTRCが発給されます。カード取得後は、TRCに記載された期限内であれば、ベトナム国内を自由に移動・居住することが可能です。必要に応じて提示できるよう、外出時は常に携帯することをおすすめします。
4. TRC申請が認められないケース
書類が全て揃っていても、ベトナムの法律により発給が認められないケースがあります。TRCサービスをご利用いただく前に、以下の制約事項を確認しておくことが重要です。
刑事・民事責任に関わるケース
刑事責任を追及されている外国人や、民事・経済・労働関連の係争で被告となっている外国人は、TRC発給の対象外となります。これは、ベトナム国内での法執行および紛争解決を確実に完了させた上で、長期居住権を付与するという考え方に基づくものです。
判決執行義務・行政処分
刑事・民事・経済判決の執行義務を負っている方も、TRC発給が認められません。同様に、行政違反に関する処分決定に従っていないことも大きな障害となります。これらの義務が完了するまでは、当社のTRCサービスもサポートを行うことができません。
納税義務など財務上の義務
意外と見落とされがちなのが、税金の滞納など国家機関に対する財務上の未履行義務です。ベトナムの法律では、外国人がTRCを延長したり新規発給を受けたりする前に、財務上の債務を完了させることが明確に定められています。これにより、外国人によるビジネスや就労活動の透明性が担保されています。
法的ステータス確認の重要性
TRC取得方法をご検討される前に、ご自身またはコンサルティング会社に依頼して、上記の除外要件に該当しないかをご確認ください。情報を正確かつ誠実に開示することが、出入国管理機関とのやり取りをスムーズに進めるためのポイントです。
まとめ
一時滞在許可証(TRC)の取得は、外国人がベトナムで安定的に長期生活・就労するための最適なソリューションです。本記事では、TRCの概要、対象者ごとの有効期間、合法的に取得する方法について解説しました。ただし、関連法令は頻繁に改正されるため、ご自身での手続きには思わぬリスクが伴うこともあります。Wacontreの専門TRC取得サービスをご利用いただくことで、迅速・正確・合法的な結果をスピーディーに受け取ることが可能です。ベトナムでの定住と事業発展の歩みを、ぜひ私たちにお任せください。
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